今日は、海外滞在中にパスポートを無くしてしまった場合の対処方法を調べてみました。
長期で海外を旅行する予定なので、滞在中にパスポートを紛失してしまう事も十分に考えられますが、海外でパスポートを無くしてしまった場合どうなるでしょうか。
最悪な状態ですよね。
目の前真っ暗になると思います。
パスポートが無ければその時点で旅行はストップしてしまい、新しいパスポートが発給されるまでパスポートを無くした国で足止めをくらう事になってしまいます。
(どうしても早く帰国したい場合は、「帰国のための渡航書」というのを発行してもらって帰国する事も可能ですが、私の場合、特に急ぐ旅でもないので、もし無くした場合はパスポートの再発給を行ってから旅行を続けて行くと思います。)
そこで、いざ、そのような状況になった時はパニックになってしまうと思うので、予めパスポートを無くした時の対処方法を備忘録として残しておきたいと思います。
まず、パスポートを再取得(新規発給)する場合の全体の流れとしては、
- 現地警察で盗難証明書(ポリスレポート)を発行してもらう。
- 戸籍抄本(または戸籍謄本)を日本から郵送する処理をする。(家族等にお願いする)
- 盗難証明書取得後、現地大使館・領事館の窓口で紛失届を出す。
- 戸籍抄本、または戸籍謄本を受取後、パスポートの新規発給手続きを行う。
という流れのようです。
パニクっていたら、取り敢えず大使館に申請手続きに行ってしまいそうですが、紛失届けを出す際にポリスレポートが無いと無駄足になるようなので、まずは現地警察に出向いてポリスレポートを取得後に、大使館での紛失届を提出するというのが正しい順序です。
次に必要書類等一覧です。
【旅券紛失届け提出の際の必要書類】
- 紛失一般旅券等届出書
(大使館・領事館の窓口に備え付けられています) - 盗難証明書
(ポリスレポート) - 写真1枚
(パスポートサイズの写真(45mm x 35mm)) - 身分証明書
(運転免許証等)
となっています。
写真は現地で何とかなりますが、身分証明書がないと日本から取り寄せるのに手間と時間が掛かってしまうので、あまり持って行きたくはないのですが、運転免許証を持って行ってパスポートと別の場所に保管しておこうと思います。
【新規旅券を申請する際の必要書類】
- 一般旅券発給申請書
(大使館・領事館の窓口に備え付けられています) - 戸籍抄本、または戸籍謄本
- 写真1枚
(パスポートサイズの写真(45mm x 35mm)) - 手数料16000円相当の現地通貨
(10年用パスポートの場合)
となっています。
国によって違いますが、申請後1週間程度で受け取れるようです。
戸籍抄本が必要ですが、取り寄せるのに時間が掛かってしまうため、念のため1通だけ戸籍抄本を持って行ったほうが良いかなと思ってます。
(パスポート申請には、発行後6ヶ月以内の戸籍抄本が必要です。)
あと、写真に関しては、紛失証明書とパスポート申請用で各1枚必要のようなので、最低2枚、できれば3枚以上は用意して行きます。
【帰国のための渡航書を申請する際の必要書類】
- 渡航書発給申請書
- 戸籍抄本、または戸籍謄本
(又は運転免許証等の身分証明書) - 写真1枚
(パスポートサイズの写真(45mm x 35mm)) - 帰国の日程等が確認できる書類
- 手数料2500円相当の現地通貨
となっています。
国によって違いますが、申請後1-3日程度で受け取れるようです。
帰国のための渡航書の場合は、戸籍抄本・戸籍謄本の代わりに日本国籍を証明できる書類(運転免許証等)で受け付けて貰えるので、運転免許を持って行っていれば、すぐに申請することができます。
ただ、申請後1-3日で発給して貰えるのは良いのですが、渡航書の有効期限が1週間から10日程度と短いため、帰国の日程に合わせて発給して貰わないとせっかく発給して貰っても有効期限切れになってしまう事も考えられます。
帰国の日程等が確認できる書類が必要になるのは、そのためではないでしょうか。
帰国のための渡航書を使用する場合の注意事項としては、この渡航書はパスポートと違って、あくまでも日本に帰国するための渡航書であるため、他の国を旅行してから日本に帰るというようなことはできず、直接日本に帰る必要があります。
あと、仮に南米から日本に帰る場合は、アメリカを通過するフライトが多いかと思いますが、この帰国のための渡航書を利用してアメリカを通過するには、アメリカのビザも必要なようです。
渡航書で南米からアメリカを通過して帰国となると、かなりややこしい話となってしまいますね。
そういった状況になってしまった場合は、カナダかヨーロッパ経由で日本に帰国するのが良いんでしょうか?
最後に、在外公館のリストは、以下で確認できます。
以上の情報は、変更になっている場合もあるため、申請を行う場合は必ず大使館に問い合わせを行って確認するようにしてください。
当ブログ上での情報を基に申請を行って不利益をもたらしたとしても、当ブログ責任者として一切責任は持てません。
海外では、パスポートは命の次に大切なものとよく言いますので、旅行中に紛失しないように十分注意していきたいと思います。
では、また。