2016年5月25日
こんにちは。
今日は、キトにある赤道記念碑に行った話です。
エクアドルは赤道上にある国というのは有名で知ってる方も多いかと思いますが、赤道記念碑が実は赤道からズレた所に建てられているっていうのはご存知でしたか?
この赤道記念碑は、GPSの技術が発達する前に計測した時はこの場所が赤道の位置とされていたんですが、GPSで測りなおしてみると本当の赤道の位置から数百メートルズレてたらしいです。。
ズレてたのはしょうがないけど、元の場所にはかなり立派な記念碑を建てちゃってるので、閉鎖するわけにもいかないのか現在も赤道記念碑として残っていて堂々と営業しています。
と言うことで、本当の赤道の位置にも赤道博物館があるので、エクアドルには赤道を記念する場所が2つありました。。。
では、まずは偽物の方の「赤道記念碑」への行き方から。
↓ 安宿のホスタル・スクレから15分程度歩いた所にある「Marin Central」と言う駅へ。
「Marin Central」駅から終点のオフェリア(Oferia)駅へ向かいます。
オフェリア駅に着いたら、今度はMitad del Mundoに行くバスに乗り換えるんですが、乗り場には表示がしてあったのでそんなに難しくなかったです。
ただ、降りる所は終点じゃなかったので、予め赤道博物館で降りることを運転手に伝えておくか、大きなモニュメントが見えたらすぐに降りるかしないと通りすぎちゃいます。
私の場合は、近くに座ってた人が教えてくれたので丁度いい所で降りることが出来ました。
↓ Mitad del Mundo行きのバス乗り場。ちゃんと表示があります。
↓ バスを降りてから5分程度歩きましたが、大きな広場の中に大きなモニュメントが。
↓ 入場だけなら3.5ドル(約385円)でしたが、プラネタリウム等全部に入れるバスが7.5ドル(約825円)。
↓ 入口を入って暫く歩いて行くと赤道のモニュメントがあります。
↓ 歩いてる途中にあったプラネタリウム。フルパスを購入した人はこれにも入れます。
↓ 赤道のモニュメントに到着。まだ時間が早かったので人も少なかったです。
↓ モニュメントの中は博物館?になっていて上まで上がれるようです。フルパスを買えばですが。。。
GPSで測る前まではここが赤道だったので、赤道では卵が釘の上に立ちますよっていうやつをやってたんだと思います。
でも、本当は正確な赤道の位置じゃなかったから。。。
赤道周辺なら卵が釘の上に立つんですかね?
↓ これは何なのかよく分かりませんが、チャペルのすぐ横にありました。
続いて、本当の赤道がある場所にある「Intinan Museum」と言う博物館。
正確じゃない場所にある赤道記念碑を出てから5分~10分くらい歩いた所にあります。
本物でありながら偽物と比べて小さな施設ですが。。
↓ 赤道記念碑の出口を出て左方向に数分歩いた所にある看板。ここを左折です。
↓ 看板を左折して、舗装のされていない砂の道を真っ直ぐと150m程。
↓ かなり地味な感じですが、これが入口ですので何も考えずに入って行って下さい。
私が行った時は、橋を渡った辺りで係の人が来て入場料の4ドルを徴収されました。
人の気配があまりなくて、このままタダで見学できるんじゃないかと思いましたがダメでした。。
ガイドツアーで英語かスペイン語かを聞かれたので、英語にしてもらって暫く待機です。
↓ ツアー開始です。いろんな国の人がいましたが、アジア人は私だけでした。
英語のガイド付きのツアーですが、いつもの通り、ガイドがあった所であまり英語を理解できていないので、何となく雰囲気で理解しただけです。。。
書いてることが間違っていたらすみません。。
↓ たぶん「カンディル」って魚(なまず?)。穴という穴から体内に侵入するらしいです。男性器とかから。。

赤道では卵が釘の上に立つ。。。
偽物の赤道記念碑の所でも同じようなのを見たような気もしますが、とりあえず見なかった事にして本物の赤道では卵が釘の上に立つかどうかチャレンジしてみました。
↓ 私もやってみましたが、意外と簡単に乗せることが出来ました。15秒くらい。
↓ 続いて赤道上を目をつぶって真っ直ぐ歩けるか。みんなフラフラと。なんででしょう。。?
次は、親指と人差指で作ったリングをガイドの人が力ずくで開こうとするんですが、赤道から離れた所では全く開く事が出来ないのに、赤道の上に来た途端に簡単に指が離れてしまいました。
こんな屈強な感じの男性なので力はありそうですが、何ででしょう??
何かトリックがあるのか、本当に赤道上での現象なのかは分かりませんが不思議です。
続いて赤道を挟んで南半球と北半球では水が流れ落ちる時の回転方向が違うと言う実験です。
南半球では右回転、北半球では左回転。
そして赤道上では何と回転せずにそのまま下に流れ落ちていってました。
と、実験としては面白いし、コリオリの力と言うのを知るためには素晴らしいんですが、実はこの実験には何かトリックがあるようです。
コリオリの力というのは、台風レベルの大きなスケールが必要みたい。
確かに、赤道から数メートル離れただけでこれほど見事に逆回転になるっていうのもおかしいような気がしますよね。
↓ 赤道上に置いた流し台の栓を抜くと、水は回転せずにそのまま下に落ちていきます。
↓ 南半球と北半球に移動させて栓を抜くと、水は回転しながら流れ落ちて行きます。
面白い実験をいくつも見れて、ガイドまで付いて4ドル(両方の赤道を見て7.5ドル)と言うのはなかなか良心的な料金だと思います。
本物の赤道と、ちょっとズレちゃってるけど豪華な赤道も見れて一日楽しかったです。
帰りは行きに降りたバス停とは違う所から乗ったんですが、ここから乗ると偽物の赤道博物館の前のロータリーを一度違う方向にグルっと一回りしてから、もう一度偽物の赤道博物館に戻ってくるようなルートだったので、時間節約のためにはちょっとだけ歩いて偽物の赤道博物館の先にあるバス停から乗ったほうが良いかと思います。
一回りするのに10分から15分位は掛かったので。
以上、赤道上にある博物館と、ちょっとズレてる赤道記念碑に行った話でした。
では、また。