こんにちは。
私のケツァルテナンゴ滞在中、ちょうどセマナサンタ(聖週間)の週にあたって、運良くこの行事を見学することが出来ました。
セマナサンタと言っても主に仏教徒の日本人には馴染みが薄くて、私自身もセマナサンタを見るまでは何が何だか分からない状態で、終わってみてやっとああそう言う事なんだって少し理解できたって感じです。。
何となくの理解ですが。。
ます、私の薄い理解のもと、セマナサンタに関して簡単に説明させてください。
キリストは、弟子のユダの裏切りによって捕らえられて一度処刑されてるんですが、処刑された3日目の日曜日に蘇ったそうです。
このキリストが復活した日を祝うためのお祭りが復活祭(イースター)で、その復活祭に先立つ一週間がセマナサンタ(聖週間)となります。
この復活祭の行われる日は毎年同じ日にちではなくて、春分の日が過ぎた後の最初の満月の次の日曜日、、と言われても私の頭では日付を割り出すことは出来ないんですが、2016年に関しては3月27日、来年の2017年は4月16日が復活祭にあたるらしいです。
セマナサンタの日程に関して2016年で説明すると、復活祭の1週間前の日曜日(3月20日)にキリストがエルサレムに乗り込んでいて、この日を「枝の主日」と呼び、セマナサンタがスタートする日です。
木曜日(3月24日)は、キリストが弟子12人と共に「最後の晩餐」をしたことを記念して「聖木曜日」。
(レオナルド・ダ・ビンチもこの様子を描いている、あの有名な「最後の晩餐」です。)
木曜日には、キリストが弟子たちの足を洗った事から「洗足木曜日」とも呼ばれるそうです。
で、翌日の金曜日(3月25日)に弟子のユダの裏切りによってキリストは捕らえられて、鞭打ち等によって処刑されてしまいます。
このキリストの受難と死を記念する日を「聖金曜日」と呼び、キリストは処刑された3日目に蘇ります。
この蘇った日(3月27日)を祝う祭りが復活祭(イースター)。
という流れです。
つい最近得た知識なので細かい所で間違ってるかもしれませんが、ほぼ合ってるかと思います。
セマナサンタのお祭りで世界的に有名なのはスペインのセビリアらしいですが、グアテマラのアンティグアにも世界中から観光客が集まってきます。
残念ながらアンティグアでのセマナサンタ見学は出来なかったんですが、ケツァルテナンゴでも多くのプロセシオン(山車を担いでの行進)が見られたので大満足です。
↓ キリストが十字架を担いで歩いてる様子の山車を担いでます。
↓ お香係のおじさんも扇ぎながら行進しないといけないので大変そう。
↓ 翌日用なのか、アルフォンブラ(絨毯)の製作をしています。
↓ 失敗したら修正が大変なので慎重に作業しないといけません。
↓ まだ完成ではありませんが、こんな感じですごく綺麗でした。
↓ 小さかったけど派手な感じの山車。キリスト復活でしょうか。
一日中、色々な場所と時間でプロセシオンが行われていたので、全部を見るということは出来ませんでしたが、初めてセマナサンタを実際に見ることが出来て楽しかったです。
宗教的には深く理解していなくて表面的な部分を楽しんだだけですが、また機会があれば是非見に行ってみたいと思います。
以上、ケツァルテナンゴのセマナサンタでした。
では、また。