2017年1月27日_Vol.2
こんにちは。
つい先日、フランスのシンボルとも言えるノートルダム大聖堂が炎上し、高さ約90mもある大きな尖塔が崩れ落ちた映像をご覧になった方も多いかと思います。
石で造られた建物なのに何でここまで大きな炎が出るのかと疑問に思いましたが、テレビでも盛んに言われていた通り構造部の多くは木造なので、あれ程燃え上がってしまったんですね。
非常にショッキングな映像でした。
ノートルダム大聖堂周辺に集まってきていた人達の表情を見ると、どれだけ国民に愛されている大聖堂だったかと言う事がよく分かります。
原因はまだハッキリとしていないようですが、出火原因はフランス国内で多発している教会の破壊行為なのか、人為的、もしくは事故なのか。。。
火災のあったこの時は改修工事が行われていたとの事なので、作業員の火の不始末が原因なんじゃないかなぁ、、、と思ってしまいましたが、作業中に禁止されていたタバコを吸っていた作業員がいたそうですし、溶接の火の不始末と言う話や、半田ごてから引火したという説もあるし、劣化した電線がショートして火がついたとか、、、等々。。。
どれが本当の原因なんでしょう???
色々な憶測が飛び交っていますが、出火原因を特定して一日も早い再建を願うばかりです。
さて、私の旅日記、約2年前にノートルダム大聖堂を訪れた話です。
サクレクール寺院を見学した後に、メトロに乗ってノートルダム大聖堂の最寄り駅のシテ(Cité)駅まで行ってから徒歩で向かいました。
今となっては見学する事が出来なくなってしまったノートルダム大聖堂ですが、炎上前の内部の様子をご紹介したいと思います。
↓ 大聖堂の正面。崩れ落ちてしまった尖塔は建物の陰になってしまっていますが、中央に少しだけ見えています。
↓ 入口の所には、数多くのレリーフが刻まれていて素晴らしい。

↓ ステンドグラスから差し込む光に加えてライトアップもされていて幻想的。

↓ 幼きイエズスのテレジア (Sainte Therese de l’Enfant-Jesus)と言う人。誰だか分かりません。。
↓ キリスト像と同じように十字架に吊るされた金色の像。これも誰だか分かりません。。
↓ 何故かジオラマのような物があって、凄く細かく造られていて本物のようでした。
↓ 後で調べてみたら、これはクレッシュと言ってキリスト誕生の様子を表しているそうです。

↓ 近くで見るとこんな感じ。細かい所まで表現されていて凄い。

尖塔や屋根は焼けてしまいまいたが、幸いにも重要な美術品や宗教的物品の大部分は回収されているそうなので、再建して以前と同じ姿のノートルダム大聖堂が戻ってくることを願っております。
建物に関しては、3Dのスキャンデータが保存されているらしくて、高精度での復元が出来るかもしれないとの事なので、修復が完成した時には是非また見学に行きたいと思います。
以上、炎上する前のノートルダム大聖堂を見学した話でした。
では、また。