2017年1月9日
こんにちは。
前回は、ベトナムからカンボジアのプノンペンに移動してきた話をしました。
今回は、プノンペンのタイ王国大使館で無料の観光ビザを取得してきた話をしたいと思います。
2015年12月末にスタートした長期旅行ですが、早1年が経ち、今まで行ってみたかった国々を大きなトラブルもなく周遊することが出来ました。
ここ、カンボジアのプノンペンがとりあえずは最後の旅行先となりますが、今後は、日本に一度帰国してからタイに数か月住んでみる予定です。
日本のパスポートを持っていると非常に便利で、世界中の多くの国の中でビザ無しでの渡航を認めてくれる国が数多くあります。
今後滞在しようとしているタイもその内の一つで、30日以内の旅行目的での滞在であれば面倒くさいビザなんて取得する必要はなく、パスポートと航空券とお金さえ持っていれば大歓迎で迎え入れてくれる素晴らしい国なんです。
が、私の場合は4か月程の滞在。
以前はビザを取らなくても、30日ごとに陸路で隣国へ出国して再度30日間ノービザで滞在(の繰り返し)という方法も利用できていたんですが、そういった不法というかグレーと言うか、、、ダラダラとタイに住み続ける人たちを排除するために年々厳しくなってきてしまいました。。
なので、4か月住むとなるとビザは必須です。
タイの観光ビザ
観光ビザの種類には、シングル(1回の入出国のみ)・6か月マルチ(6か月間入出国自由)とありますが、今回私が取得したのはシングルビザ。
シングルビザは60日間の滞在が許可されるビザなので、4か月滞在するには1つのビザだけでは間に合いません。
ただ、60日間の滞在許可ですが、滞在延長をすることによって更に30日間延長されるので、一度シングルビザを取得すれば合計で90日間滞在できる事となります。
滞在延長するには、1900バーツ(約6300円)の料金が掛かってしまうのがちょっと痛いですが。。
1つ目のビザが切れた時にラオスのビエンチャンまでビザを取りに行くか、1つ目のビザを延長しておいて滞在90日後にミャンマーのタチレクに一度出国して戻ってくるか。。
もしバンコクに滞在するのであればビエンチャンへビザを取りに行くのが良いかなとも思いますが、私はタイ北部にあるチェンマイに滞在予定だったので悩みどころです。
シングルビザ無料申請
で、本題のプノンペンでのタイビザ取得についてですが、私が滞在した2017年1月現在ではビザ申請手数料が無料でした。
2016年10月にタイのプミポン前国王が死去されて、12月にプミポン前国王の息子であるワチラーロンコーンが新国王に即位したんですが、その辺の関係で無料となった?ようです。
ちなみに、この無料ビザは2017年8月末で終了しています。。。
現在、タイのビザをプノンペンで取得するには40ドル(約4400円)の申請料を支払う必要があるので悪しからず。。
タイ王国大使館の場所
プノンペンのタイ王国大使館の場所はこちら。
セントラルマーケットだとかリバーサイド辺りからだと南に数キロの場所にあって、中心地からはそれ程遠くないので便利な場所です。
タクシーで行けばあっという間ですが、私は一般のバスを利用して行ってみました。
降りたバス停からは10分弱歩きますが、格安で行くことが出来るのでお金のない人は利用してみてください。
↓ プノンペンの一般バスの記事はこちら。
市内路線バスを利用してプノンペン市内観光
タイビザ申請
↓ プノンペンのタイ王国大使館の外観はこんな感じ。写真右中央の黒い小窓の所で申請用紙を貰いました。
↓ Royal Thai Embassy. 営業時間はビザ申請が08:30-11:00、ビザの受取りが15:00-16:30と書かれています。11時以降に申請に行っても受付けてくれないのでご注意を。
タイビザ申請時の必要書類
プノンペンにあるタイ王国大使館で観光ビザを申請するには各種書類が必要となります。
↓ 必要書類は頻繁に変更となるため、詳しくは以下の公式ページを必ず確認してください。
タイ王国大使館公式ホームページ(観光ビザ申請)
- 申請用紙(現地で取得可能)
- 写真(35mm x 45mm)1枚
- パスポート(有効期限が6か月以上残っていること)
- パスポートのコピー
- タイ入出国のチケットコピー
- 宿泊予約確認書
- 預金残高証明書?(シングルビザは1000USドル(一人の場合))
以上が、タイのシングルビザを取得する際に必要となる書類です。
私が取った時とちょっと変わってるんですよね。。。
まず、申請用紙は現地で貰えるので現地に着いてから書けばいいと思います。
実際、殆どの旅行者が申請窓口横で記入していました。
次の写真、パスポート、パスポートのコピーは特に問題ないですね。
パスポート原本+パスポートのコピーが必要。
原本だけでもダメだし、コピーだけでももちろんダメです。
続いて、タイへの入出国のチケットに関しては、航空券なら全く心配する必要はないですが、私が現地のセキュリティの人に聞いた時はバスの予約チケットでも問題ないと言われました。
バスだろうと舟だろうと、ビザの有効期限内でタイへ出入国出来るチケットがあれさえすれば大丈夫だと言われましたが、申請基準がどんどん厳しくなっているようなので飛行機のチケットしか受け付けてくれないかも。。。
なので、念のため航空券のダミーチケットを用意しておくのが無難だと思います。
ちなみに、私は、ダミーチケットで申請して問題なくビザを受け取ることが出来ました。(利用する場合は自己責任でお願いします。)
次は、宿泊予約確認書。
私が申請した時は滞在先の住所を書くだけでした。
利用予定としていたチェンマイのアパートの名前と住所を書いて大丈夫だったけど、今は宿泊予約確認書のコピーも必要なのかな??
もし書類が必要であれば、Booking.com を利用してダミーの書類を作るのが良いかと思います。
Booking.com は、予約して即支払いではなくて、実際に宿泊する数日前まではキャンセル料なしでキャンセルが出来ます。
ビザの申請前に予約をして、ビザを受け取ったら全てキャンセルすれば問題なし。
ダミーではありますが、実際に予約された状態なので問題になる可能性はほぼ無いんじゃないかと。(もちろん、自己責任でお願いします。。)
ただし、全ての宿泊先がキャンセル料無料と言う訳ではないので、キチンと内容を確認して予約する必要があります。
あと、航空券の入出国日数に合わせて予約しないと矛盾してしまうし、30日以内の滞在であれば「ビザなしでも良いんじゃない?」とも言われかねないので30日以上で予約した方がよろしいかと。
最後の預金残高証明書?に関しては、私が申請した時は必要ありませんでした。
なので分かりません。。
というか、海外で口座を持っていない旅行者にとって、証明書を用意できるんでしょうか??
現金をその場で確認してもらうのか、そんな書類はなくても受付けてくれるのか、、、不明です。。
以上、最低限必要な書類ですが、申請者によっては他の書類を要求される可能性もあるので、時間に余裕を持って申請するのが良いです。
カンボジアにあるタイ王国大使館と言う事で、土日に加えて両国の祝日が休館日となるので、しっかりと事前確認してから申請をするようにして下さい。
あと、くどいようですが、申請前には公式ホームページで最新情報を確認することをお勧めします。
タイビザ申請時の様子
↓ 右側のガードマンが立っている所が入口で、入ってすぐの所に記入台がありました。
↓ 窓口はこんな感じ。全く混雑していなかったので、申請用紙を記入したらすぐに申請することが出来ました。
が、一点だけ不備があって、用意したダミー航空券のプリントアウトをせずに、スマホの画面で見せようと思っていたら受付けてくれませんでした。
出力した紙が必要なんだそうです。。。
ファイルを出力するとなるとコピー機ではできないので、近くにパソコンを利用できる所がないか聞いたら、数分歩いた所にあると教えてくれたので向かいました。
↓ 大使館を背にして正面にある小道(St.462)を真っ直ぐ歩いて行きます。
↓ 歩くこと約300m、St.63にぶつかった右前の角の所に店がありました。
↓ こんなの。コピー機が置いてあって、パソコンのメールからも出力してもらえました。
↓ 航空券の予約確認書も提出出来て、無事に申請することが出来ました。
受取りは3営業日後となりますが、当日が1営業日目と数えるようなので、休日を挟まなければ「3営業日後=翌々日」です。
受取りの時間は午後3時~4時の1時間だけなので、時間に余裕を持って到着する必要があるかと思います。
大使館の入口の所にあった金色のプレートには、受取り時間が15:00-16:30となってたけど、申請時に貰った紙には16時までとなってます。
よく見ておかないと、勘違いして4時過ぎに到着したらまた翌日、、、なんて事になるかも。。。
要注意。
ビザの受取り
日付は変わって、ビザの受取り日の2017年1月9日。
「何かの不備で発給されなかったらどうしようかなぁ?」とちょっとドキドキしながら、タイ王国大使館へ到着しました。
↓ 何の問題もなく、無事タイの観光ビザを取得することが出来ました。料金は0 USドルです。
ちなみに、タイのビザは発給されてから3か月以内に利用しないと失効してしまいます。
「ENTER BEFORE」の欄が有効期限ですので、キチンと確認しておいてください。
ビザの有効期限内にタイに入国したら、入国した日から60日間滞在できます。
無事に無料の観光ビザを取得することが出来たので、一度日本に帰ってから後日タイへ向かいたいと思います。
以上、プノンペンのタイ王国大使館で無料の観光ビザを取得した話でした。
では、また。