昨日は、キリングフィールドの写真を紹介しましたが、今日は、そのキリングフィールドに移る前に拷問・処刑が行われていた、政治犯収容所のS21(トゥール・スレン)です。
現在は、トゥール・スレン虐殺博物館(Tuolsleng Genocide Museum)として一般公開されています。
当時、内部では、看守の望む証言を得るために激しい尋問や拷問が行われ、それに耐えられなくなった囚人達が架空の自白を行うことによって次々と処刑されていったそうです。
この収容所は一度収容されたら生きては出られないほど厳しい所で、実際に14000人~20000人程度収容されて、生きて出てこられたのは、たったの8人だけらしいです。
博物館の内部には、実際の囚人の顔写真や、拷問の様子、拷問によって死んでいった人間の写真等が数多く展示されているので、建物の異様な雰囲気と相まって、何とも言えないような気分になりました。
つくづく日本は平和でよかったです。
↓ チケット売り場。バイクで行ったら、この横に停めることができます。(有料)


↓ 尋問室。足枷で括りつけられての尋問のようですが、死を待つのみでしょうか。

↓ 階段部分の天井には、大量なコウモリが住み着いていました。







館内には、沢山の絵だとか写真が展示してありましたが、どれも実際にあった事を絵にしてると思うと恐ろしくなります。
カンボジアに限らず、どの国ででも二度とこんな事が起こらないで欲しいです。
↓ 6年ぶりに再訪してみたので、こちらの投稿も御覧ください。
ポルポト率いるクメール・ルージュによる拷問_トゥールスレン虐殺犯罪博物館