今日は、2009年にプノンペンのキリングフィールドに行った時の写真です。
カンボジアでは、1975年から1979年の4年足らずで、ポルポト政権下で200~300万人の大量虐殺がありました。
人口800万人程度なのにですよ。。。
ポルポトは、国家から奨学金を得て留学したにも関わらず反体制的運動に参加した経験から、自らの政治体制の矛盾を見抜きうるインテリ階級を極度に恐れ、弾圧したそうです。
医師や教師、技術者という知識層は当然ですが、メガネをかけている等、外見的にインテリ風であると言うだけでも処刑されたらしいので、やりたい放題ですよね。
キリングフィールドはカンボジア全土に数百ヶ所あって、プノンペンの郊外にあるチュンエク村のキリングフィールドが一番規模が大きくて有名ですが、通常、キリングフィールドと言えば、ここの事を指します。
行き方は、結構遠いので、トゥクトゥクやバイタクをチャーターして行くのが一般的ですね。
見学している間は外で待っていてもらって、見学終了後にまた市内まで乗せて行ってもらうって感じです。
もちろん、レンタバイクを借りて自分で運転して行くことも可能で、15km位の道のりなので20-30分もあれば着くと思います。
この場所で虐殺が行われていることは極秘であったため、処刑者の悲鳴やうめき声などをかき消すために、木にぶら下げた大きなスピーカーから大音響で音楽を流していたそうです。
そのスピーカーを吊るしてあった木が、マジックツリーです。
↓ キリングツリー。子供の頭をこの木に叩きつけて殺害しました。
↓100人以上の子供と女性が埋められていた場所。
大部分は裸だったようです。
以上、平和な日本に生まれた私達には信じられませんが、実際にあった話です。
私が行ってから6年も経ってしまったので、次回カンボジアを訪れた時は、久しぶりにもう一度行ってじっくりと見て回りたいと思います。
↓ 6年以上ぶりにキリング・フィールドに行った投稿も併せて御覧ください。2016年1月
6年ぶりにキリング・フィールドへレンタルバイクで行ってきました
キリング・フィールドの慰霊塔で約9000個の頭蓋骨 プノンペン チュンエク村
ポル・ポト クメール・ルージュの大量虐殺 チュンエク村キリング・フィールド