セブ刑務所(CPDRC)で月一回開催される囚人ダンスを見てきた(前編) の 続き です。
開始予定時間の2時を過ぎても、一向に始まる様子はありません。。
2時半頃になって、やっと司会の人が話し始め、プログラムが開始されました。
まずは、フィリピンの国家斉唱です。
youtubeでは見たことがありますが、実際に見ると、やっぱり人数も多いし迫力に圧倒されますね。
女性の囚人も登場して、ノリノリで踊ってました。
白いTシャツを着た人達が選抜メンバー?みたいですが、やっぱりオレンジのTシャツの人達と比べてキレもあるし、ダンスが大好きって感じが伝わってきました。
前編で紹介したモヒカンのお兄さんは、白Tシャツの中でもリーダー的な感じでダンスを披露してます。
選曲は、マイケルジャクソンとPSYが多かったです。
PSYの時には、PSYを真似たボーカルが登場して、キレのある動きで縦横無尽に踊り回ってます。
マイケルジャクソンの曲です。
白Tシャツの人達が中心で、見事なダンスを披露。
曲の最後は、ラブアンドピースのマークで締めました。
豪快ですね。
ちょっと感動です。
Twerk It Like Miley
この曲好きです。
国歌斉唱から約1時間程度で囚人ダンス プログラムは終了です。
囚人の人達は暑い中踊って大変ですが、見ている方は、あっという間の1時間でした。
欲を言うと、あと1-2時間見たかったかなって感じです。。。
写真からも躍動感が伝わってくると思いますが、ほんと楽しかったです。
続いて、観客も一緒にダンスを踊れました。
私は、リズム感ゼロのため遠慮させて頂きましたが、一般の人も見ているだけでは物足りなかったかのようで、みんな楽しそうに踊ってます。
囚人と一緒に踊れるなんて、他の国ではあり得ないですよね。
観客も含めたダンスが終わったら、少しだけですが囚人と一緒に写真を撮ったり、話をしたりする時間がありました。
私も、前編で紹介した、私的に一番鋭い目の人と記念撮影をしちゃいました。
話しかけるのは超怖かったけど、写真をお願いしたら紳士的に対応してくれて、ポーズまで取ってくれました。
外見は怖いけど、いい人です。 たぶん。。。
中には、小声で、石鹸を買う金をくれないか。。。
みたいな事を言ってくる囚人もいたので、場所が場所だけにちょっとビビリましたが、基本的にはフレンドリーな人が多かったんじゃないかと思います。
全てのイベントが終了するのを待っていたかのように、大雨が。。。
凄い勢いでした。
もしダンスの途中で降っていたら、中止になっていたと思います。。。
暫く続くんじゃないかと思った大雨も、10分もしたら上がっちゃいました。
外には結構な人数がいましたが、バイタクも沢山いたので、すぐに乗って帰ることが出来ました。
帰りも、行きと同じく100ペソ(約260円)です。
今回、囚人ダンスを観に行って凄く良かったと思います。
帰り際に、係の人が、しきりに「来てくれてありがとう」って連呼してましたが、こっちが「ありがとう」って感じです。
これからも、ずっと続けて行って欲しいです。
日本でも刑務所を見学できる機会なんて滅多にないし、ましてや、囚人とすぐそばで触れ合える機会なんて皆無に等しいと思います。
いい経験をしました。
犯罪を犯した人間を褒めるのはおかしいかもしれませんが、たとえ犯罪を犯してしまったとしても、これから更正して頑張って行って欲しいと思います。
囚人だからダメな人間だという偏見を持ってしまいがちですが、これだけの素晴らしいパフォーマンスをできるのだから、方向性さえ間違っていなければ一流の人間になっていた人達かもしれません。
以上、「セブ刑務所(CPDRC)で月一回開催される囚人ダンスを見てきた」でした。
セブを月末に訪れる事があったら、絶対に観に行くことをお勧めいたします。
※ 動画も撮ってきたので、近いうちにアップしたいと思います。(たぶん)