こんにちは。
昨日に引き続き、プノンペン郊外のチュンエク村にあるキリングフィールドです。
入場券を買ってオーディオガイドも借りる事が出来たので、中を見学していきたいと思います。
まず、キリング・フィールドに関しての簡単な説明です。
↓ 前回行った時の投稿も併せて御覧ください。
海外旅行回顧録_カンボジア その3_骸骨がいっぱいのキリングフィールド
↓ 昨日の投稿はこちら。
6年ぶりにキリング・フィールドへレンタルバイクで行ってきました
キリング・フィールドはカンボジア全土に数百ヶ所あって、このチュンエク村にあるキリングフィールドが一番規模が大きくて有名です。
ポル・ポト率いるクメールルージュが、医師や教師、技術者という知識層や、メガネをかけている等の外見的に頭が良さそうな人達を次々と処刑していきました。
その数は、クメール・ルージュ兵がプノンペンに入ってきた1975年4月17日からわずか4年間の間で、当時のカンボジア人口の約1/3にあたる約200万人~300万人。。らしいです。。
自分に対して逆らう可能性のある優秀な人間を全滅させて、反逆してくる可能性の少ない農民を奴隷のようにこき使って行こうって事でしょうか。
今となっては気軽に観光として行くことが出来ますが、ほんの40年前には実際に毎日大量のカンボジア人が殺されていった場所です。
慰霊塔の屋根には、巨大な鳥・ライオン・人が合体した姿の「ガルーダ」と、7つの頭を持つ伝説の蛇でクメールの祖先として考えられている「ナーガ」が装飾されています。
本来であれば、「ナーガ」と「ガルーダ」と言うのは敵対関係にあるのですが、この両者が一緒にいる事によって平和を表しているそうです。
慰霊塔の中に入ると骸骨がこちらを見ていて圧倒されます。
慰霊塔の内部は17階あって、この17という数字は、クメール・ルージュがプノンペンに初めて入ってきた1975年4月17日の「17日」を表しているらしいです。
その中で、1階~10階の部分に約9000人分の頭骸骨、11階より上の部分には、足・腕・顎などの大きな骨が安置されています。
各骸骨は、化学鑑定の専門家によって調査されていて、化学的に分類して陳列されています。
男性か女性か。
年齢層。
どの様な方法で殺害されたのか。
等
専門家だと、そんな事まで分かってしまうんですね。
↓ 20-40代の頭蓋骨。赤いシールが男性で、青いシールが女性。
↓ こちらは60歳以上。同じく男性・女性を赤・青のシールで表示。
↓ 頭蓋骨に色々な色のシールが貼られてるので、殺害方法がすぐ分かるようになってます。
↓ これは殺害用かは分かりませんが、耳を切るために使ったようです。
銃剣やロッドで頭を刺したり、木の棒で頭を殴って人を殺していくなんて残虐過ぎます。。
ポル・ポト クメール・ルージュの大量虐殺 キリング・フィールド に続きます。
では、また。