2016年5月16日
こんにちは。
今日は、メデジンの「Acevedo」駅から出ているロープウェイ(メトロカブレ)に乗って、再度ロープウェイの下を歩いてみました。
一応ロープウェイの下の街はスラム街で危険な地域と言われてるようですが、前回一駅分だけ歩いてみて全くスラムっぽくも無かったし、歩いてる人たちも危険な雰囲気が漂ってるような感じでもなくて、私の目には普通の平和な街に見えました。
浮浪者っぽい人も見掛けなかったし、メデジンやボゴタの中心地に比べても、逆にスラム街と呼ばれているこちらの方が安全、、みたいな。
ただ、私は真っ昼間に行ったので夜になったらどうかは定かではありませんし、実際は私の歩いた以外の所で犯罪が起きてるかもしれませんので、私がこの場所を一人でブラブラと歩いて何事も無く帰ってこれたのは運が良かっただけなのかもしれません。
「安全な街なので皆さんも是非歩いてみてください」と言ってる訳ではありませんので、その辺は各自の判断で慎重に行動されたほうが良いかと思います。
念のため。
前回歩いた時は、とりあえず1駅分だけを歩いてみたんですが、今回は「Santo Domingo」駅から一番下の「Acevedo」駅までブラブラと歩いて行きました。
ロープウェイの駅で3駅分。
2km強の距離です。
↓ サントドミンゴ駅の近くにあったスーパーマーケット。綺麗な建物です。
まずは軽く腹ごしらえを。
いつも大した物を食べていないので紹介した所であまり興味のない人が大半かと思いますが、コロンビアの庶民の人は普段こんな物を食べたりしてます。
一番右のやつはエンパナーダでコロンビアでも何回も食べましたが、真ん中のはパンみたいなトルティーヤみたいな生地で、その上に肉の天ぷらみたいのがのってました。
何ていう名前なのかは分かりませんが、結構大きくてボリュームもあって美味しかったです。
ちなみにエンパナーダが600ペソ(約23円)、真ん中のが2000ペソ(約76円)、コーヒーが一杯500ペソ(約19円)でした。
安くて助かります。
↓ カットフルーツ1500ペソ(約57円)。これはちょっとボラれたかも? 1000ペソ位で買えそうな気がします。。
最後の晩餐(朝食ですが。。)も終えたので、下ってる途中に処刑されないよう十分に気をつけながら歩いていきます。
とりあえず、サントドミンゴ駅から200-300m歩いた所にあるちょっとした展望台みたいな所で景色を眺めていたんですが、急に制服を着た中学生くらいの男の子が話しかけてきて、「この辺を案内してあげようか」と言われました。
私は下まで歩いて行くだけだし別にガイドは必要なくて、見て回るにしても一人で回れるので「別にガイドは必要ない」と伝えたら、今度はダイレクトに「お金ちょうだい」だって。。。
身なりも小奇麗で普通の中学生?だったんですが、そんな子供でも物乞いをしてくるなんてちょっとビックリ。
もちろん1ペソもあげませんでしたが、あげないと言ったらあっさりと何処かへ歩いて行きました。
何者だったんでしょうか。。。?
↓ ロープウェイの下にちょっとした広場があって、眺めもいい場所です。
引き続き歩いていきます。
↓ 展望台の下の壁一面にも壁画。どこに行っても壁画、壁画、壁画の国です。
↓ まだ大して歩いてませんが休憩。。コロンビアのビール「Club Colombia」330ml 1900ペソ(約72円)。
↓ フットサルコートで試合をしてます。南米はやっぱりサッカーが盛んですね。
↓ おんぼろの家も沢山。でもフィリピンだとかのスラムに比べたら格段に良い家です。
↓ 宙に浮いてるような階段で、登ってる最中に真ん中から折れそうな感じ。。
↓ 2駅目の「Andalucia」駅。ここも一つ上の「Popular」駅同様に綺麗に整備されてます。
↓ この駅から広い道を真っ直ぐに降りていけば「Acevedo」駅。
↓ 野菜だとか果物を大量に山積みして販売してます。安そうな店でした。
↓ 日本の100円ショップの様な店で、5000ペソ(約190円)ショップ。
↓ ここにも立派なバスケット(フットサル)コートが。たぶん学校だったと思います。
↓ 私は坂を下ってるから良いけど、登りは相当きつくて現地の子供でもこんなになっちゃいます。
↓ やっと「Acevedo」駅に到着。下りなのであっという間に着いちゃいました。
「Acevedo」駅に着いてからは、メトロに乗ってまたボテロ広場の方に行ってみました。
ボテロ広場のすぐ前に変わった色の豪華な建物があって、前回ボテロ広場に来た時には外観を眺めるだけだったんですが、無料で中にも入れるみたいだったので入ってみました。
↓ ここから入れます。入口で名前を書いて、何故かカメラの型番も記録されました。
↓ 建物内からの眺め。ボテロの作品も高い場所からよく見えます。
↓ 綺麗な中庭。南米はこういった造りの建物が多くて凄く優雅な感じです。
私が見学した時は数名しか見学者はいなかったんですが、建物内で普通に仕事をしてる人たちは沢山いたので、こんな所を一人で歩きまわって良いのかなぁ?と思いながら見学してました。
もちろん、仕事の迷惑にならないように静かに。
続いて、ボテロ広場のすぐ脇あたりで、怪しいおまじないのような事をしてお金を稼いでる人がいたのでずっと見学してました。
インカのなんちゃらって言ってたので、コロンビア人ではなくてペルーだとかその辺の人なのか、詳細は良く理解できませんでしたが、周りにいる人達から金属の物(コインだとか指輪だとか)を集めて、それに何か呪文のようなものを唱えたりと色々な儀式?をしてました。
宗教に全く興味のない私から見ると何やってんの??っていう感じで、大げさに言うと騙してお金をむしり取ってるようにしか見えないんですが、信じてる人にしてみれば真剣そのもの。
皆、かなり真剣な顔つきで、私が近くで見てて、もし笑いでもしたらぶん殴られそうな雰囲気でした。
↓ 中央の人が何かおまじないをしてて、周りの人がパワーを貰ってる?写真。
色々な儀式が終わって、最高のパワーが込められたコインだとかは本人に戻されるんですが、その時に希望者のみに小さな石と一緒に巾着袋に入れて返してました。
もちろん無料ではなくて、10000ペソ(約380円)とコロンビア人にしてみれば結構な金額を払って受け取ります。
ただ、強引に売りつけるのではなくて、自分から積極的に欲しがって、「俺も俺もっ」ていう風にほぼ全員が喜んでお金をだしてたのが不思議。。。
私もこんな話術があれば何十万円もする壺を次から次と売っていって大金持ちになれたんでしょうが、残念ながら口は達者ではないので毎日30円のエンパナーダだけしか食べられなくても我慢できるような人間になれました。
人を騙してお金持ちになるくらいなら貧乏な方が良いです。
念のためですが、この人が人を騙してると言ってる訳では無いですからね。
↓ 写真には写ってないんですが、この他にも色々なグッズをつかってお呪いをかけてました。
面白いものを見れて楽しかったです。
帰り際に両替をして行こうと思って銀行に行ったんですが、何軒か回っても全部両替はしていないと言われてしまいました。。
ボゴタでは、黄金博物館の近くに何軒も両替屋が並んでたので楽に両替が出来たんですが、メデジンに移動してきてから両替屋を全く見掛けません。
銀行の警備の人にどこで両替できるか聞いてみたら、そこの建物の5階にあるよと言われたんですが、両替の看板も何もない所で、知らなければ絶対に両替屋があるなんて気付かない所でした。
5階に上がっていってみたら法律事務所が何軒も並んでる所で、その一角の何かの事務所が片手間で両替もしてるような感じ。
ちょっと怪しいような気もしますが、周りが法律事務所ばかりなので大丈夫かなと。
結果、特に問題なく両替できました。
偽札も無かったです。
↓ 「Parque Berrio」駅から駅前の公園を挟んで反対側にあった建物。
↓ ロープウェイの駅の所には5000ペソショップがありましたが、ここには1000ペソ(約38円)ショップ。
↓ 宿に戻る途中で早めの夕食を。これで6500ペソ(約250円)。日本の牛丼以下の料金でこんなに豪華。
このあと、宿で一休みしてから夜のボテロ広場に行ってみたんですが、昼間のほのぼのとした雰囲気とは一転して怪しい感じの広場でした。
以前、ボテロ広場のワンブロック先には飲み屋街みたいのがあって立ちんぼが沢山立ってる話はしましたが、ボテロ広場にもちょこちょことそれらしい女性が増えてました。
普通の立ちんぼなら危害を加えられることは無さそうですが、膨らませたビニール袋を口にあててプカプカとしてる女性たちもそこらじゅうで見ることが出来ます。。。
たぶんシンナーか何かだと思いますが、警察が真横にいるのに気にせずにやってたし、警察も全く注意する素振りもしてなかったので何か合法の物かもしれません。。
どちらにしても衝撃的な光景でした。
どうなっちゃってるんでしょう。。。
昼間は全く安全そうな街でも、やっぱり夜だと変わってしまう場所もあるんですね。
他の場所では夜でもこんな光景は見られなかったので、夜のボテロ広場近辺はあまり近づかないほうが良いかと思います。
以上、たったの4日間だけの滞在でしたが、明日はエクアドルへの中継点のイピアレスに向かいます。
メデジンもボゴタ同様に凄く良い街で楽しかったです。
では、また。