2016年10月8日_Vol.2
こんにちは。
前回に引き続き、ジャイプルのピンクシティを散策。
今回は、世界遺産「ジャンタル・マンタル」を見学した話をしたいと思います。
世界遺産「ジャンタル・マンタル」
ジャンタル・マンタルと言うふざけたような名前ですが、世界遺産になるような施設なのでもちろんふざけた施設ではありません。
天文台です。
ジャンタル・マンタルは「計測器具」と言う意味らしくて、施設内には16基の石造天体観測儀が配置されています。
場所
ジャンタル・マンタルの場所は、ピンクシティのほぼ中央にあります。
すぐ近くには「シティ・パレス」や「ハワーマハル(風の宮殿)」もあって、施設間は歩いて数分しか離れていないので一日で一気に見て回るのが良いんじゃないかと思います。
ジャンタル・マンタルの場所
チケット売り場
営業時間は、9時~16時30分。
入場料は、ジャンタル・マンタルだけを見学する場合は200ルピー(約310円)。
他には、コンポジットチケットと言って、その他の施設の入場券がセットになった物であれば1000ルピー(約1550円)となってます。
学生証(たぶん国際学生証)があれば、コンポジットチケットが200ルピー(約310円)と大幅な割引があるので、学生証を用意できるのであれば用意した方がお得です。
コンポジットチケットで入場できるのは、
- Albert Hall
- Amber Fort
- Jantar Mantar
- Nahargarh Fort
- Hawa Mahal
- Sisodia Rari Baag
- Vidhyadhar Baag
- Isarlat
以上の8ヶ所になります。(2016年10月現在)
チケットは2日間有効で、効率よく回らないと個別で入場するよりも損してしまう可能性もあるので、2日間ビッチリと観光できないのであれば、よく考えてからコンポジットチケットを購入した方が良いと思います。
ちなみに、シティ・パレスの入場券は含まれていないので、別途購入する事になります。
内部を見学
入場券も買ったので、内部へ入って行きました。
↓ 内部には世界遺産登録証?があります。ピンクシティだけにピンク色の砂岩で造られてるのでしょうか???
↓ まず目に入るのは、一番大きな「サムラート・ヤントラ」。時間・天頂距離・子午線などを測定する機器です。
↓ 高さが27.4mもあって、日時計としてだと2秒単位で時間を計測できるそうです。
↓ 次は、12体からなる「ラーシ・ヴァラヤ・ヤントラ」と言う観測儀。
↓ それぞれが12の各星座に向かって配置されていて、占星家に利用されたらしいです。
↓ 弧になった部分には目盛りが振ってあって、影になった部分の目盛りを読むんだと思います。
↓ 続いて、ラグ・サムラート・ヤントラ。これは日時計で、20秒単位の計測が出来るそうです。
↓ 次は、ダクシノー・ヴリッティ・ヤントラ。太陽の高度を計って赤緯と1日の長さを知るための観測儀です。
↓ これは、ウンナターンシャ・ヤントラ。惑星や星の位置を測るための観測儀で、24時間測る事が出来るようです。
↓ ナリ・ヴァラヤ・ヤントラ。二つの傾いた円で太陽の位置を測定するための観測儀。裏側には上向きに傾いた同じような円盤があります。
↓ 円の中央には細い棒があって、その影の位置で太陽の位置を測定してるようです。
↓ チャクラ・ヤントラ。子午線通過時間や惑星・星の位置を測定するもの。
↓ 2個のへこんだ半球が並んでいて、半球と半球の間にはこんなリングがありました。
↓ ジャイ・プラカーシュ・ヤントラ。他の天体観測儀で測定した結果を補足するための物。
↓ 観測する際は、切れ込みの下部にある空間に入って観測します。
↓ ラーム・ヤントラ。同じものが2個並んでいて、太陽・月・星の高度と方位を観測するものです。
↓ ラーム・ヤントラと似てますが、これはディガンシャ・ヤントラ。太陽・惑星・星の位置を観測するものです。
↓ 同じく中央に鉄の棒が立っていて、影の位置で測定するんじゃないかと思います。
↓ 小さな観測儀もありました。これも円弧に掛かる影の位置で測定するんでしょうね。
大きな観測儀が何個も並んでて勉強にはなるんですが、これが世界遺産と言われると、、う~ん、、、と言う感じです。
世界遺産と知らずに行ったら、見学後も気付かないんじゃないかと。。
ただ、私のような凡人には、昔、こんなのと似たようなのが小学校の校庭の隅っこにあったなぁ、、、懐かしいなぁ、、程度にしか思えないのですが、専門的な知識を持った人が見ると、素晴らしい施設で十分世界遺産に値するもんなんでしょうね。。
また一つ世界遺産を見学出来て良かったです。
以上、「ジャンタル・マンタル」を見学した話でした。
では、また。