こんにちは。
2016年10月12日の朝にアグラからバラナシに到着して、バラナシには10月27日までの16日間滞在しました。
半月以上と言う長い期間でしたが、バラナシでは毎日観光をしていた訳ではなくて、ほとんどの日がダラダラとしていただけです。。
なので、毎日の観光を日ごとに綴る事が出来ませんので、バラナシに関しては全体を通した項目ごとにご紹介したいと思います。
今回は、バラナシのガンジス川(ガンガー)で沐浴する人たちの話です。
ガンジス川
ガンジス川は全長が約2500kmあって、ヒンディー語では「ガンガー」と呼びます。
「ガンガー」は川の女神の名で、三大美女神の一人。
このバラナシを流れている「ガンガー」はヒンドゥー教最大の聖地で、沐浴とお祈りのために毎年多くの巡礼者が訪れます。
沐浴する事によって全ての罪を洗い流すことが出来るんだとか。。
さらには、遺灰をガンガーに流すことによって永遠に繰り返される輪廻から解脱できると信じられていて、インド人にとっては、死後、このバラナシで火葬をした遺灰をガンガーに流してもらうのが最大の願いなんだそうです。
沐浴の様子
↓ さすがにバタフライをしてる人はいませんでしたが、水に浸かって沐浴してる人が沢山。
↓ 一見、それほど汚そうではない水ですが、生活排水だとかも流れ込んでるので菌がウヨウヨいるんじゃないかと。。
↓ 水はこんな感じ。1-2km下流には火葬場もあって、遺灰はガンジス川に流されるそうなので、、下流だけど気分的には嫌ですね。。
↓ これは沐浴と言うよりも入浴? 朝風呂? 集団で入浴していたので仲間でしょうか?
沐浴体験について
日本人旅行者で、ガンジス川を訪れた時に沐浴体験をしたいと思ってる方がいるかもしれませんが、私的な意見としてはやめておいた方が良いんじゃないかなぁと。。
コレラ菌、赤痢菌、大腸菌、破傷風菌、その他、菌と言う菌が混じり合っていて、傷口が無くてもヤバそうなのに、もし傷口でもあるようなら感染の可能性も大幅に上がるんじゃないでしょうか。。
菌に加えて、火葬場から出る遺灰だとか、本当か分からないけど小さな子供は火葬せずに流すみたいだし、火葬するためのお金が用意できない人もそのままプカプカと。。。
若者は勢いで沐浴してしまうかもしれませんが、止めておいたほうが。。
インド人はインドで生活しているので免疫があるかもしれないけど、インドとは比べ物にならないくらい綺麗な国「日本」から旅行に行って、インド人と同じ行動をとるのは無理があるんじゃないかと思います。
ヒンドゥー教徒であれば、沐浴をすることによって罪を洗い流せると言う特典付ですが、仏教徒(または無宗教、その他)の日本人が沐浴した所で、罪が洗い流されるどころかインド人の罪をなすりつけられちゃうかもしれないですよ。
どうしても沐浴したいのであれば、まずはヒンドゥー教徒への改宗をオススメします。
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と言うのはもちろん冗談ですが、沐浴するのであれば良く考えてからにした方がよろしいかと思います。
日本のように医療体制の整った国ではないので、インドの田舎街で変な病気になってしまったら命に係わる事になり兼ねないです。
以上、ヒンドゥー教最大の聖地バラナシ_「ガンガー」で沐浴する人たちでした。
では、また。