2016年12月24日_Vol.1
こんにちは。
今日は、パタヤからカンボジアとの国境を越えてシアヌークビルへ移動しますが、とりあえずは国境近くの街「コッコン(カンボジア)」で一泊する予定としました。
タイからカンボジアへ陸路で移動するときは、メジャーな国境越えルートとしてアランヤブラテート(タイ)~ポイペト(カンボジア)というのがあって、タイからシェムリアップ(アンコールワットのあるところ)に行くほぼ100%の人達がこのルートを通るんじゃないかと思います。
↓ 私がこのルートを通った時の話はこちら。
スワンナプーム国際空港 ⇒アランヤプラテート_シャトルバスで国境へ
ポイペトで泊まった宿とポイペト ⇒ シェムリアップのバス移動情報
プノンペン ⇒ ホーチミン 6時間かけてバス移動【陸路国境越え】
今回も、このアランヤプラテートからのルートを通った方がスムーズにプノンペンへたどり着けたんですが、敢えて一度も通ったことのないタイ側のハートレック(Hat Lek)~カンボジア側のコッコン(Koh Kong)と抜けるチャムイエム(Cham Yeam)のボーダーを利用してみました。
なので、プノンペンに行く前に、ついでにシアヌークビルにも数日滞在する事としています。
カンボジアやタイの地名に詳しい人じゃないと何が何だか訳の分からない話だとは思いますが、日本では味わえない陸路での国境越えはこんな感じなんだな、、と雰囲気だけでも味わって頂ければと思います。
タイから陸路でカンボジアを目指す少数派の人達への情報提供として、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
まずはパタヤからトラートへ
タイ側の国境の街「ハートレック」に行くには、パタヤからだとハートレックの手前の街「トラート」を経由する必要があるらしいので、トラート行きのバスを探したんですがどこから出発してるのかよく分かりませんでした。。
何人かの人に聞いてはみましたが「知らない」とか「ない」とキッパリと言われてしまいました。
一度は、「トラート」と伝えたつもりが「コラート」行きのバス乗り場を教えられてしまうし。。。
カタカナで書くと「タート」に近いような発音が正しいようです。
私のタイ語能力では全く通じなくて大変でしたが、結果的には何とかトラート行きのシャトルバスの場所を教えてもらって乗ることが出来ました。
ビーチロードからはちょっと離れた場所です。
スクンビット通りから横道を少し入った所にあるんだけど、こんな所にあるのかなぁ?と思えるような所でした。
大きな電気屋の横を入っていって、テスコ・ロータスと言うスーパーマーケットの真ん前にあるので、分かりやすい場所ではあるんですけどね。
↓ トラート行きのシャトルバス乗り場はこちら。
↓ 小さな間口があるだけで、知らなかったら通り過ぎてしまうような会社です。
↓ 前日にチケットを買っておこうと思って行ったんですが、当日しかダメと言われたので出発の1時間前に購入しました。朝8時出発。300バーツ(約1000円)。
↓ シャトルバスはこんなの。タイ中でよく見かけますね。ハイエースワゴンです。
トラートに到着
13人の乗客を乗せて8時ちょうどに出発。
途中で2回 各10分程度の休憩をして、12時にトラートに到着しました。
ちょうど4時間です。
↓ 各地へのバスも多く発着しています。パタヤ行きの便は少ないですが、バンコク行きなら沢山あるようです。
↓ バンコク(エカマイ・モーチット)行きのバス時刻表。タイでは時刻表と違う運行をしてる場合も多いので、これが正しいかは責任持てませんが参考程度に。
↓ トラートは経由地なので、国境へのシャトルバスを探しに行きました。
↓ さらに奥に進んでいって、一番奥の右側「13番」が国境まで行くシャトルバスの乗り場でした。
↓ ここ。「Cambodia Border」と書かれていて、運賃も書いてあるのでボラれる心配もなし。
↓ トラートからハートレックまでは120バーツ(約396円)です。(2016年12月現在)
トラートバスターミナルの食堂
国境行きのシャトルバスのチケットも確保できたので、バスターミナル内にあったフードセンターで昼ご飯を。
↓ フードセンターの外観はこんな感じ。バスターミナルの建物のすぐ横に並んで建ってるのですぐ分かると思います。
↓ 食堂が数店舗並んでて、中に入っていくと全店舗から呼び込みのお姉さんが飛び出して来ました。
タイとカンボジアの国境へ向けて出発
↓ 国境行きのシャトルバスはこちら。トヨタのマークがレクサスに替えてあります。。
↓ レクサス?だし、外観もそこそこ綺麗な割にはシートはボロボロ。。
国境に到着
トラートのバスターミナルを13時に出発して、14時25分に国境に到着しました。
10人の乗客を乗せてトラートを出発したんですが、国境の手前の町までで私以外が全員降りてしまって、東南アジアにありがちな「ここまでだから、あとは別のバスに乗ってくれ」とでも言われるんじゃないかとちょっとドキドキしましたが、私一人だけでもちゃんと最後まで乗せていってくれる優しい?ドライバーさんで良かったです。
日本だったらあり得ない話ですが、東南アジアではたった一人のためにあと何キロも車を走らせたくないので、訳の分からない理由をつけて半強制的に降ろされてしまう場合も時々あるんですよ。
利益最優先です。
↓ タイとカンボジアの国境はここ。
↓ シャトルバスを降りた所はこんな感じ。写真中央のちょっと右辺りにある青い屋根の建物辺りがイミグレです。
↓ 青い屋根の建物はこんなの。こちら側はカンボジアから来た人たちの入国審査窓口です。
タイを出国
↓ 道を挟んだ反対側(カンボジア方面を見て左側)にはタイからの出国審査場。私はカンボジアに向かうのでこちら側で出国します。
↓ この時は人も少なくてあっという間にタイを出国できました。いつも空いてそうなノンビリとした雰囲気の国境です。
↓ こんなのもあったけど、ここは関係なかったような。。忘れましたが、出国は全く問題なしです。
↓ タイを出国後は、少しだけ歩いてカンボジアの入国手続きに向かいます。
↓ ここもタイ側と同じくノンビリした感じで、写真を撮ってても全然大丈夫でした。
通常であれば「Arrival」で問題ないんだけど、ビザなし渡航が出来る国が多いことで有名な日本のパスポートを持っていても、カンボジア様に入国するにはビザが必要です。。。
なので、「Arrival」の窓口ではなくて、「Cambodia Visa Service」の窓口にビザ取得をお願いするのが正解です。
ビザの種類は色々あって、観光ビザに関してだけ言えば、シングルビザ(30日以内の滞在が1回のみ可能)から始まって、1年・2年・3年のマルチプルビザ(1回の滞在期間は30日で、左記の年数内であれば何回でも入出国が可能)だとかがあるので、旅行スタイルに合うビザを取得すればいいんじゃないかと思います。
陸路国境でのビザ取得だとビザの種類に制限があるような情報もありましたが、現地のビザサービスの人に確認したら日本人が取れるビザであれば全部取れると言っていたので、たぶん2年ビザでも3年ビザでも取れるはずです。(係員が適当に返事した可能性もあります。)
ちなみに、1年以内に2回以上カンボジアを訪れる予定があるのであれば、1年マルチプルビザを取ってしまった方が安上がりなので、迷わず1年ビザを取った方が良いです。
あと、ビザ申請の時には顔写真が必要なので持って行った方が良いんですが、もし無くても1ドル(約120円)ほどの手数料?(ワイロ?)を払えばビザを取得できてしまうので全く問題ないです。
1ドル払って写真を撮られるわけでもないので、もともと写真なんて必要ないんじゃないかと思ってしまうけど、1ドル以上のワイロを請求される場合もあるかもしれないので、カンボジアビザを申請するときは写真を用意しておいた方が安心です。
↓ ビザサービスはこちらの窓口。私は前回カンボジアに入国した時に1年マルチプルビザを取っていたので、今回はビザの取得は無しです。
↓ カンボジアのビザを取得した時の話はこちら。
シェムリアップ国際空港でのアライバルビザ
カンボジアの1年ビザで入国、街をブラブラ
スワンナプーム国際空港 ⇒アランヤプラテート_シャトルバスで国境へ
↓ ビザを無事に用意出来たら、入国カードを記入してから入国審査へ向かいます。
国境からコッコンの町へ移動
無事に国境を通過できたので、今夜一泊することにしていたコッコンの町へ移動します。
国境からコッコンの町までは10kmくらい?で、トゥクトゥクだと200バーツ(約660円)とか300バーツ(約1000円)とか言ってましたが、バイクタクシーのおじさんに頑張って値切って100バーツ(約330円)となったので乗っていきました。
町の手前で橋を渡る必要があって橋の通行料が掛かるんですが、その通行料も込みで100バーツです。
ちなみに、カンボジアに入国したので通貨はUSドルかカンボジアの通貨リエルのはずなんですが、なぜか言い値はバーツだったので国境付近ではバーツも通用するようです。
USドルでもリエルでもバーツでも払うことが出来ると思います。
↓ 何台ものトゥクトゥクやバイタクが待機しているので、何人かに料金を聞いて値切ってみた方が良いと思います。
↓ 国境から暫く走るとこんなゲートがあって、有料の橋を渡った所がコッコンの町です。
↓ これがコッコンへの町へと続く橋。まるで キューバ にでも来たかのような雰囲気のトラックが走ってました。
↓ 橋を渡りきるとこんなロータリーがあって、ここを右方向に行った所にある市場の近くで降ろしてもらいました。
コッコンに来たのは初めてで、あまり情報収集もしていなかったので右も左も分かりませんが、とりあえず安宿を探して一泊してからシアヌークビルに向かいたいと思います。
続きは次回です。
では、また。