2016年12月10日_Vol.1
こんにちは。
今日は、朝の5時に起きてルアンパバーン名物の托鉢を見学してきました。
托鉢と言っても日本人にはあまり馴染みがないですが、僧侶が鉢を持って街中を歩きながら鉢の中に食べ物だとかを入れてもらうあれです。
テレビで目にする機会もあるので、殆んどの人は言われれば分かるんじゃないかと思います。
托鉢と書いて「たくはつ」と読みます。
タイでもミャンマーでも托鉢の光景を見ることは出来るんだけど、ルアンパバーンの托鉢は他の地域と比べて規模が大きいので、観光客には凄く有名です。
ルアンパバーンの小さな街には多くの寺院があって、早朝にその各寺院から托鉢に出ていく僧侶たちが行列になって歩いている様は圧巻の光景でした。
早朝に托鉢見学
人気の托鉢スポット
街の至るところで托鉢の様子を見ることが出来ますが、旅行者に有名なのはナイトマーケットもあるシーサワンウォン通り(Sisavangvong Rd.)。
ルアンパバーン小学校前あたりが一番の托鉢見学スポットだそうです。
↓ 私はこの辺りでスタンバイして、托鉢が始まった後に僧侶たちと一緒にルアンパバーン小学校方向に歩いて行きました。(地図で言うと左方向)
↓ 日の出前の5時半過ぎでも多くの観光客が送迎者で乗り付けています。
↓ お供え物もバッチリ準備して僧侶たちが来るのを待ってます。
↓ 観光客だらけなので、現地の人がお供え物を渡す様子を見学したいのであれば、別の場所のほうが良いかもしれません。
↓ ゴザの上にプラスティック製の小さな椅子があって、その椅子に座って待ちます。
↓ 椅子はこんなの。こんな小さな椅子に大きな体の欧米人が座ってる様子は、違和感があって面白いです。
日の出とともに托鉢開始
托鉢でのお供え物としては、袋に入ったお菓子だとかカオニャオと言う蒸したもち米を渡してる事が多かったです。
ツアーで来てるような旅行者はあらかじめ用意されたお供え物を渡していましたが、個人で勝手に見学に来た人たちのためにもちゃんとセッティングしてくれる人がいて、お金さえ払えばお供え物セットを売ってもらます。
僧侶が来るまでの間はゴザの上に置かれたプラスティック製の小さい椅子に座って待つこともできるので、托鉢体験も難なく出来てしまいます。
見学料とかは特に掛からないので、お供え物のお金を払ったとしても大した出費にはならないと思います。
↓ 托鉢開始の時間は日の出の時間によって変わるそうですが、私が見学した2016年12月は6時に始まりました。
↓ 沢山の僧侶が列になって歩いてきて、周りには撮影する旅行者が沢山。僧侶としては有名人にでもなった気分でしょうね
↓ こんな感じで、タイと同じようにオレンジ色の袈裟をまとった僧侶たちです。
↓ イベントとしての定期開催ではなくて、日常的に毎日行われている所が凄いです。雨だろうと台風が来ようと365日毎日(たぶん)。週休二日制なんて言葉は知らないと思います。
↓ 綺麗に一列に並んで、順番にお供え物を受け取っていきます。
↓ 羽振りの良さそうなラオス人のかた。沢山のお供え物を渡していました。
↓ この人達も沢山のお供え物。上品な感じの人で、お金持ちの家族なんでしょうねぇ。。
↓ 外見だけでなくて、内面的にも凄く綺麗な心を持っていそうな女性でした。
↓ 托鉢も終わりかけた時、沢山の犬に囲まれて残りのカオニャオ(もち米)を犬にあげているおばあちゃんがいました。
↓ 優しそうな雰囲気のおばあちゃんです。毎日、お供え物をあげてるんでしょうね。
↓ 道端で売っているお供え物セット。左がお菓子で右のがカオニャオ(もち米)です。
托鉢の裏側
托鉢(たくはつ)は一般市民が僧侶にお供え物を渡して僧侶に食べてもらうと言う趣旨だと思いますが、現地で見学してみると僧侶の人たちが全てのお供え物を食べている訳でもない事がよくわかります。
道の脇には、お供え物を与える人に交じって、逆に僧侶からお供え物を貰おうという人たちの姿が見えます。
↓ 道端に座って、自分の前に置いた段ボール箱にお供え物のおすそ分けをして貰っていた女の子。
↓ 子供を連れたお母さん(おばあちゃん?)も。貧しい国なのでしょうがないのかもしれないけど、子供を利用して物を得ると言うのはちょっと。。。
ポリバケツに使うような大きなビニール袋に、沢山のお菓子を入れて歩いてる子供もいたので、せっかくのお供え物が意図しない人の手に渡ってるんですね。
貧しい人を助けると言う意味では僧侶の行動は間違ってないとは思いますが。。。
僧侶から貰った袋菓子がもう一度旅行者に販売されて、そのお菓子がまた僧侶を経由して貧しい人たちの手に渡る。
全部が全部ではないけど、一つの商品が食べられることなくグルグルと回転してるんじゃないかと思えてしまいます。
以上、ルアンパバーン名物の「托鉢(たくはつ)」を見学した話でした。
では、また。